こんにちは。はるやまです。
昨年、絶好調だったインド株
新NISAでも投資をした人は多いのではないでしょうか。
そのインド株が昨年の秋頃から少しずつ値を下げています。
世界的な株価下落ではなく、インド株だけが値を下げている状態
トランプ関税が発表されたことで、さらなる値下げも見込まれることから、不安に感じている方もいると思います。
この記事では、そんなインド株について解説していきたいと思います。
この記事の結論
- インドは、世界最大の人口であり、将来的に高い経済成長が期待できる
- 10年、20年という長期保有ができるのであれば、投資の選択肢になる
- 少しでもインドの成長に不安を感じる人は、オルカンやS&P500に投資する方が無難
インド株の魅力
過去20年間の成長率が圧倒的

出典:野村アセットマネジメント
インド株は過去20年で、米国を上回る高いリターンを誇っています。
オルカンのインド株の比率は、1から2%
高いリターンの恩恵を得るために、新NISAでもインド株ファンドは多く購入されています。
世界第一位の人口大国で、働く世代も多い

インドは2023年に中国を抜いて世界一位の人口に
15歳から64歳の働く世代も多く、今後も人口増加が期待されます。
2027年には、日本・ドイツを抜いて、世界3位の経済大国になる予測
個人消費の増加やインフラ整備・強化
経済成長に伴い、個人消費も増加
長年の課題だったインフラ整備も国が主体となって強化しており、ますますビジネスが活発化していくことが予想されます。
今のインドは、高度経済成長期だった1970年代の日本にそっくり
爆発的な経済成長が期待されています。
なぜインド株が下落しているのか
インド株の過去半年の成績

出典:Google Finance
上の表は、インドを代表する指数であるNIFTY50の過去半年間の成績をグラフにしたものです。
米国や日本の成長に比べて、インドだけが下がっていることがわかります。
このようなチャートを見てしまうと、不安になってしまいますね。
ただ、インド株は中長期的な成長が見込まれる投資先であり、今慌てて売ってしまうのはオススメしません。
米国経済が好調で米ドルが一強状態
現在、米国経済が絶好調
他国との金利差などもあって、米ドルに資金が大量に流入している状態です。
そのため、インドの通貨であるルピーが対米ドルで最安値を更新するなどの苦戦が続いています。
日本も他人事ではなく、ながらく円安の状態が続いており、経済に大きな影響が出ています。
トランプ関税の影響を懸念

トランプ大統領の自国第一主義により、対米貿易黒字を大きく上げているインドにも関税の影響が懸念されています。
実際にトランプ関税の発表で日経平均株価も大きく下落しました。
トランプ大統領が、インドを含むBRICSを牽制する発言もあったことから、今後も米国の動向には注意が必要です。
原油価格の高騰
インドは原油の輸入価格が世界第3位
最近の中東情勢の混乱で、原油価格の高騰で製造業などに大きな影響が出ています。
人々の生活レベルも上がってきていることから、原油価格の高騰は痛いところです。
インド株は投資するべきなのか

インド株下落の主な要因について解説しましたが、今後株価がどうなっていくかは誰にも予想できないところです。
新興国投資には高いリターンが期待できる一方で、大きなリスクも伴います。
大事な判断基準としては、インドという国をどんなことがあっても信じることができるかということ‼︎
少しでも不安に感じる人は、全世界や米国に投資するべきです。
最終的には自身の判断になりますが、何があっても信じて待ち続けることができる投資先を選択することが良いと思います。
新NISAで投資可能インデックスファンド
銘柄名 | 指数 | 設定日 | 純資産額 | 信託報酬 |
iFreeNEXTインド株 | NIFTY50 | 2023年3月13日 | 1444億円 | 0.437% |
楽天インド株インデックス | NIFTY50 | 2024年4月5日 | 257億円 | 0.308% |
SBI iシェアーズインド株 | SENSEX | 2023年9月22日 | 719億円 | 0.3138% |
2024年2月4日時点、成長投資枠のみ可
まとめ

私は、オルカンやS&P500の投資をメインにしていますが、インド株もサテライト枠として一部保有しています。
基本的に、どんな相場がきてもずっと握りしめておく予定です。
メインの投資に据えるのは、リスクが大きすぎるので、お楽しみ枠的に持つ方がいいと思います。
今年の相場がどうなっていくかは誰にもわかりません。
自分が信じることができる投資先に、淡々と投資を継続していきましょう‼︎
ここまで読んで頂きありがとうございました。
それでは、また次回‼︎
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