こんにちは。はるやまです。
12月2日、ネットで話題だった
ヤマダ積立預金満期特典の中止が発表されました。
ネット上では
- もう絶対にヤマダデンキで買い物はしない
- すぐに解約したけど不信感しかない
- ただ個人情報を吸い取られただけ
などの声が上がっており、ヤマダデンキ側も口座開設した人に対して「ヤマダポイント」付与するなどして対応しています。
この記事では以下のことについて解説します。
- 実質金利18.5%のヤマダ積立預金のキャンペーンとは何だったのか
- こういった事態にならないために、どういった行動を取るべきか
ヤマダ預金積立満期特典キャンペーンとは
このキャンペーンは、ヤマダデンキと住信SBIネット銀行が提携している
ヤマダNEOBANKという銀行
が行なっていたものです。
運営自体はヤマダデンキが行なっていますが、銀行などの仕組みは住信SBIネット銀行が提供しているというものです。
そのヤマダNEOBANKが「ヤマダ積立預金リリースキャンペーン」として
ヤマダ積立預金をしてくれた人に対して
1年後に積立総額に対して10%のヤマダポイントを還元する
ということを発表しました。
キャンペーン期間は2024年12月2日から2025年1月31日ということで申し込みが殺到しました。
これの何が凄かったのかというと
積立総額に対してポイント還元されるという点
実質金利18.5%のヤマダ積立預金
- ヤマダ積立預金は、つみたてNISAと同じように毎月一定額を積立
- 積立総額に対してポイント還元のため、一見同じように見えても実質的には10%よりも高い金利
例えば、毎月5万円をヤマダ積立預金をした場合は1年間で60万円
その60万円に対して、10%の還元がされるので、ヤマダポイントが60,000ポイント
一見すると10%の金利優遇に見えますが
最後の月に預ける5万円はたった1ヶ月しか預けてないのに、10%還元
を受けることができるので
金利を年率に換算すると、実質金利は18.5%
さらに金額の上限も定めておらず、元本補償もされていたことから、申し込みが殺到したという訳です。
ヤマダデンキは
- キャンペーンに申し込んだ人には、3,000ポイント
- ヤマダNEOBANKの口座開設をした人には、1,500ポイント
の補填を発表していますが、まだまだ騒動は収まっていないという感じです。
自分の資産を守るために必要な行動とは
相場に合わないサービスには近づかない
新NISAで投資をされている方ならわかると思いますが、最強の指数として有名な米国株式に連動するS&P500でさえ
過去30年の平均リターンは10.62%
1年でお金が倍になることはありませんし、うまい話には必ず裏があります。
なぜそのようにお金が儲かるのかという仕組みがわからないものには投資などをするべきではありません。
勘違いして欲しくないのが、今回申し込みされた方を非難するつもりは全くありません。
ただ、自分の資産を守ることができるのは自分だけです。
自分のリスク許容度を把握して、どんな時でも冷静に対応ができるようにしましょう。
ポンジ・スキームには要注意
ポンジ・スキームとは投資詐欺の一種
詐欺師のチャールズ・ポンジの名前に由来するもので、未だにこの手法の詐欺は全国で被害が続いています。
実際には、運用の実態がないのに「出資してもらった資金を元手に運用し、利益を還元する」と偽って、出資者から集めたお金を配当金として回すという投資詐欺になります。
ポンジ・スキームの一例
- Aさんは、Bさんから100万円を預かる
- Bさんに対して、100万円を運用して毎月10万円の配当を払うことを約束(運用実態はなし)
- Aさんは、Bさんに対して預かった100万円の中から毎月10万円を支払う
- Bさんはお金をもらえているので運用が順調だと思ってさらに追加で出資
- Aさんは一番お金が集まった時に全て持ち逃げ
日本でも何千億という被害が出た事件が実際にあります。
「あなたにだけ特別な話がある」
「元本は絶対に保証する」
などには特に注意が必要です。
自分の資産を守れるのは自分だけ
自分もそうですが、どうしてもお金を増やすことだけに目が向いてしまう時があります。
実際にはそれと同じくらいお金を守る力というのも必要です。
そのためには正しい知識を身につけて自分のお金を守っていく必要があります。
どんなに信用できる人でも、お金には人を悪魔に変えてしまう力があります。
自分のお金は自分で守るという意識を持つことが重要です。
まとめ
ヤマダデンキは、今回の騒動の対象者に対して、ポイントを付与するなどの対応をしています。
一度失った信頼を取り戻すのは大変だとは思いますが、頑張って欲しいと思います。
今後も様々なサービスが出てくると思いますが、それが本当に見合ったものなのか、正しく見極めることが必要になってきます。
私自身も、そんな皆さんにとって、少しでも参考にしてもらえる情報発信を続けていこうと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
それでは、また次回‼︎
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