こんにちは。はるやまです。
先日、アクサ生命のユニットリンクについての記事を書きました。
ユニットリンクなどの変額保険は、保険と投資が一緒になった商品
手数料が高く、ボッタクリ商品が多いので絶対にオススメしません。
まだ見られていない方はコチラを参考にしてください。
その一方で、明治安田生命の「じぶんの積立」という保険商品があります。
この商品は、いつ解約しても100%以上の受取・返戻率
つまり絶対に損することなく、保険の契約ができる商品となっています。
2016年10月に販売されてから、シリーズ累計で販売件数は250万件
この記事では、本当に良い商品なのかについて解説していきます。
この記事の結論
- 変額保険のようなボッタクリ商品ではないが、わざわざ契約を検討するほどコスパの良いものではない
- 保険としての機能も弱く、金利上昇がトレンドの現状では、必ずしも貯金より良い商品とは限らない
- 節税効果を含めても年利約2%程度しかなく、NISAなどの投資商品と比べてもメリットが低い
明治安田生命「じぶんの積立」の特徴

明治安田生命が出している保険商品の中でも、人気が高い商品で、シリーズ累計販売件数は250万件(2024年12月末時点)
明治安田生命「じぶんの積立」の特徴
- 月々5,000円から積み立てが可能
- いつでも100%以上の受取率・返戻率
- 満期保険受取率は106.3%
- 保険料の払い込みは、5年間で終了(保険期間10年間)
月々5,000円から積み立てが可能
月々、1口5,000円から積み立てが可能で、最大4口(20,000円)まで選択が可能
手軽な金額から始めることができるのは、良いところだと思います。
いつでも100%以上の受取率・返戻率
いつ解約しても、元本割れはすることなく、積み立て額が戻ってきます。
また、健康状態に関わらず申込することが可能
貯金をする感覚で、保険を契約することができて万が一に場合に備えられます。
満期保険受取率は106.3%
例えば、月々5,000円を積み立てると
10年後の満期時に300,000万円の積立時に対して、319,000円の受取金
保険期間の払い込みは、5年間で終了
保険の払い込みは、5年間で終了ですが保険期間は10年
保険の内容としては
- 災害死亡給付金 払込保険料の1.1倍の額
- 死亡給付金 災害死亡給付金が支払われない場合に払込保険料と同額
もしもの場合として備えたい保険としては、かなり弱い内容になっています。
これであれば、自身で貯金をすれば良いという結論になってしまいますね。
「じぶんの積立」をオススメしない理由

資金の自由度が低く、利回りも低い
いつでも解約できるとはいえ、すぐにお金が手元に戻ってくるわかではありません。
満期保険受取率は、10年で106.3%
年率にすると、たったの0.63%しかありません。
保険なので、生命保険料控除の適用を受けれますが、年収額によって節税効果は差がありますし、それを加味したとしても年率は約2%程度
同じ額を積立するのであれば、新NISAで全世界や全米に連動した優良な投資信託を積立した方が資産が増える可能性が高いです‼︎
10年の長期の積立であれば、元本割れする可能性は10%以下
新NISAは非課税ですし、長期保有が大前提ですが、売却も好きなタイミングで行うことができます。
インフレに弱く、必ずしも貯金より良いとは限らない
最近では、定期預金で1%を超えているものがあり、必ずしも「じぶんの積立」の方が貯金よりも優れている状況ではなくなっています。
また、インフレに弱く、満期で受け取ったとしても、お金の価値自体が目減している可能性が高いです。
すでに、保険や貯金をしておけば安心という時代ではなくなっているので注意‼︎
契約には面談が必ず必要
正直、これが一番のデメリットだと思います。
この時代にインターネットによる申込手続きを行っておらず、資料請求をした上で、面談(オンラインも可)による契約をする必要があります。
他の不必要な保険を勧めてくる可能性も高いですし、時間を拘束されるのもコスパが悪い
そこまでの時間を使って契約するメリットもないですし、不安を煽られた上で、不必要な保険に加入なんてことになったら本末転倒です。
こういったものには近づかないのが一番‼︎
まとめ

私自身、本当に保険では痛い目を見てきました。
若い独身の時に、過度な補償が付いた高い掛け捨て保険、、ユニットリンクなどの変額保険、、
本当に高い授業料を払ってしまったと思います。
「じぶん積立」が悪とは言いませんが、あえて入る必要はないと思います。
必要な保険については
- 掛け捨ての生命保険(若い妻子持ち)
- 対人・対物無制限の自動車保険
- 火災保険
それ以外は入る必要がないと、個人的には思います。
不必要な出費は抑えて、投資に効率よく資金を回していきましょう。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
それでは、また次回‼︎
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